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オルベスコ、品薄・入手困難対策|新型コロナウイルス

Alvesco お知らせ
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喘息治療薬「オルベスコ」、コロナウイルスの影響で、品薄が数ヶ月続く

2020年 5月8日、「レムデシビル」という薬が、日本国内初の新型コロナウイルスの治療薬として、厚生労働省に認可された。他にも、コロナウイルスの治療薬として、「アビガン」など様々な薬が検討されている。

その中で、ステロイド吸引薬「オルベスコ」も、新型コロナウイルスの増殖を防ぐとして、
日本感染症協会のHPに掲載され、今も注目されてされていることをご存知だろうか?

Alvesco03

参考文献:「 オルベスコが消えた日 」(2020/04/17, 日経メディカル)

本来は、喘息治療薬である オルベスコ。コロナウイルス治療薬としての認可は、まだされていない。

しかし、今コロナウイルスの影響により、品薄が続き、喘息患者に届きにくい、といった状況が続いている。2020年 3月に オルベスコが各種メディアに注目を受けて以来、ほぼ 2ヶ月間、この状況はまだ改善されていない。

 

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喘息治療に用いられる、ステロイド吸引薬

EGPA(好酸球性多発血管炎性肉芽腫症)は、診断前も診断後も、慢性的な気管支炎・ぜん息を抱えている人が多い。その中で、ステロイド吸引薬は、生きていくのには欠かせない薬だ。

 

ステロイド吸引薬は、複数種類がある。

大きな区分としては、少し大きめの粒子(粉)である「ドライパウダー式」と、粒子が細かい「エアゾール式」剤がある。

ざっくり言うと・・

  • ドライパウダー式:粉状のステロイド薬を吸う。粒子が大きめ。
  • エアゾール式:スプレー状の薬を吸う。粒子が小さいため、末梢神経まで届く。

以前、ドライパウダー式の「シムビコート」および「ブデホル」を紹介した。

シムビコートの安価なジェネリック「ブデホル」販売開始
大学病院の呼吸器専門医からの見解(発売1ヶ月後)を追記しました。(2020年2月7日) EGPA患者が抱える、慢性的な気...

 

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喘息治療薬「オルベスコ」とは?

Alvesco03

「オルベスコ」は、エアゾール式のステロイド吸引薬である。

Lisa
Lisa

「オルベスコ」は「シムビコート」よりも、「吸う」力が必要になるよ。
しかし、オルベスコはもともと霧状なので、そんなに吸わなくても呼吸が楽になります。

筆者は、「シムビコート」で効きが良くなかったので、
途中から「フルティフォーム」と「オルベスコ」の併用に変更になりました。

しかし今、オルベスコが手に入らなくなってしまっている・・・

オルベスコが消えた日
皆さん、覚えていらっしゃるでしょうか。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して、シクレソニド(商品名オルベス...

オルベスコ (英語表記: Alvesco )は、商品名である。一般名は、シンクレニド。

帝人ファーマが 販売元だ。

56回吸引できる オルベスコ1本の 薬価は、2,135.8円。1回あたり38円程度である。

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吸入ステロイド薬の作用

日経メディカルに記載されている 吸引ステロイド薬の主な作用は、下記のである。

  • 抗炎症
  • 免疫抑制
  • 細胞増殖抑制

喘息や、EGPAをはじめ自己免疫疾患によって炎症した気道は、狭くなっている。その炎症を抑え、気道を広くしたり、免疫抑制をして、過敏になった気道を落ち着かせる、などの効果がある。

オルベスコは、処方せん薬

オルベスコの購入には、医師が発行する処方箋が必要だ。オンラインなどでは、購入することはできない。

オルベスコは、新型コロナウイルス用には認可されていない

すでに、海外だけでなく、国内でも、オルベスコが 新型コロナウイルスの治療に使われた事例は数件あるようだ。しかしながら、厚生労働省は、オルベスコを新型コロナウイルスの治療薬として、まだ認可していない。 (2020年5月現在) オルベスコはあくまで、喘息などの治療薬である。

喘息患者がオルベスコを入手できない事態

オルベスコの新型コロナウイルスへの効果が世界で報道され始めたのは、2020年 3月上旬だった。

「 落ち着いて行動するように」

「 すぐに在庫は落ち着く」

と言っていたのですが、2ヶ月たった今でも、オルベスコは入手困難です・・・

Lisa
Lisa

私の病院は、電話往診がはじまって、病院で対面往診しなくなりました。
処方箋は郵送で、近所の薬局に持っていくことになったのですが、オルベスコ・・・全滅です。

 

 

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まとめ:オルベスコ 入手対策

答え: かかりつけの薬局に行く

様々な問い合わせをしてわかった結果は、「かかりつけの薬局に事前に問い合わせて、問屋から取り寄せる」だ。

製造元・問屋は「普段から利用している喘息患者には優先的におろす」、ということで少なくとも1本は確保できるそうだ。以前のように常時薬局に在庫を置いていなくても、メーカー・問屋側で確保しているようだ。

Lisa
Lisa

日本の医療の整備具合に感動!笑
アメリカだったら大変なことになってそうだよ。

普段、家の近くの薬局で処方している場合

普段通り、かかりつけの薬局へ行こう。もし、薬局の規模が小さい場合、下記を主治医に相談しよう。

  1. 院内処方:
    総合病院内で在庫があるのであれば、院内処方も選択肢となる。
  2. 代わりのステロイド吸引薬に変更:
    もちろん主治医の判断にはなるが、ステロイド吸引薬は、様々な種類がある。薬価と効果を確認しながら代替えの薬を処方してもらうのも一向だ。

普段、病院の近くの薬局で処方している場合

電話診療・オンライン診療の場合、病院の近くの薬局には行けないケースが出てくる。郵送や遠隔対応ができるか聞いてみよう。中には、アプリで対応できる場合もある。

難しい場合は、上記の「家の近くの薬局で処方している場合」を参考にしよう。

 

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